会社成長の鍵は、人材の成長をいかに促すかにあります。ここでは、ルネサス グループが取り組む人材教育の考え方と、主なプログラムをご紹介します。
当社では、グローバル競争力のさらなる強化を目的として、豊富な研修プログラムで社員の職務能力向上を支援しています。とりわけ、新入社員の育成に関しては、一人一人に専任の育成担当者を配備し、知識とマインド双方の教育に力を入れています。また例年、同期入社の社員の一体感を醸成することを狙いに、マイコンカーを用いて当社製品への理解を深める新入社員集合研修も開催しています。
さらに、持続的な成長を支援する仕組みとして、階層別の研修や、エンジニア・営業という機能別の研修、海外業務研修、語学研修をはじめとしたグローバル研修など、さまざまな観点でプログラムを用意しています
社員が自身の成長を実感し、充実したキャリアを歩むためには、研修に加えて上司や先輩社員による日頃のコミュニケーションも欠かせません。日々の仕事を通じて、それぞれの能力や目標に合わせたきめ細かな指導を行うのが、当社の人材育成の特長です。
新入社員 | 主任級~担当 | 課長級 | 部長級 | 統括部長 | |
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重点育成制度導入教育 | 2年目研修成果報告 | 新任主任研修 | 新任課長研修 | 次世代リーダー育成プログラム | |
業務推進力研修 | |||||
経営人材育成研修/評価者研修 | - | ||||
- | 経験者採用/導入教育 | - | |||
自己啓発(通信講座)/各種ビジネススキル/語学力向上 | |||||
TOEIC社内受験 | - | ||||
各種講演会 | |||||
技術力強化 技術力強化に向け、技術講座およびロールスキル評価を中心とする、各種人材施策の企画・推進 |
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技能力強化 技能力強化に向け、技能検定制度・研修等を中心とする、各種人材施策の企画・推進 |
産業用マイコンのミドルウエアの開発とテストを担当しています。ミドルウエアとは、画像処理やセキュリティ、通信など高度な処理を行うソフトウエアの中間層のことです。 私はその中でも暗号と通信関連の新規モジュールの設計や、設計済みのミドルウエアが規格通りの機能を搭載しているかをチェックしています。
新人研修です。(導入研修、ルネサスアカデミー、技術開発部門への1年間の出向業務)
2カ月間のルネサスアカデミーという研修で、ハードやソフト、マイコンの基礎講習やテストを受け、機電・情報系出身でない私にとって、今後の仕事に必要な知識が習得できる有意義な内容でした。最終的にはチームでのシステム開発課題のリーダーをさせて頂き、人間的な成長にも実りがあったと感じています。
研修でソフトウエアの基礎技術を習得したおかげで、部署での業務にスムーズに取り かかることができました。チームでの開発を効率的に進めるためのプロセスやコミュニケーションを重要視するようになりました。
今後は、革新的な技術やソリューションをお客様と一緒に世の中へ提供できる技術者 になりたいと思っています。出向終了後は、工場の安全を保守するソリューションビジネスに携わるので、関連する技術研修を受講したいです。今後発展するIoTに不可欠なセキュリティや通信分野の知見を深められる研修にも参加したいと考えています。
業務内容は主に①株主総会・取締役会事務局 ②契約審査̶̶の2つです。具体的 に、①は年に1度開催される株主総会の運営と毎月開催される取締役会の事務局として取締役会の運営、②は主に秘密保持契約書(和文・英文)の審査です。
「社会人基礎力研修」2日間は座学中心で主に社会人マナーについて学び、最終日に はチーム発表。「工場見学」那珂工場/前工程、米沢工場/後工程を見学。「グローバル研修」外国人講師からグローバルマインドについて学ぶ。「ルネサス技術講座(基礎コース)」
とりわけ印象に残ったのは「社会人基礎力研修」と「グローバル研修」です。研修には国籍や言語の違いなど、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間がいたので、相手にどうしたら自分の意 見を分かりやすく伝えることができるのかを意識するようになれた点がとても良かったです。
業務では、他の部門の方々と連携を取ることが多いので、相手に自分の意見を分かり やすく伝えるために、まずは相手の意図をかみ砕いて自分の中で理解する、そのために具体的に質問をする、といったことを心掛けるようになりました。
もっと海外との関わりを持てるようになりたいです。契約審査については、少しずつ英文契約の担当案件を増やしていきたいです。今後は、現在のグローバル研修のような研修がさらに増えて、英語で学ぶ機会が増えればと思っています。