社員インタビュー 面接時に思い描いた
海外赴任が現実に
得意とする語学を生かし
挑戦を続ける人事総務

Profile 職種 人事総務
入社 2015年
出身 外国語学部ドイツ語専攻

語学を学ぶことが好きで、大学時はドイツ語を専攻。自身の語学能力を生かせる環境を求め、ルネサス エレクトロニクスに入社。日本では主に人事制度のグローバル統一化の業務や報酬制度の運用に携わる。国内で4年間様々な業務を経験し、現在はドイツ駐在中。

ルネサス入社まで 面接で臆することなく、前向きな挑戦を表明

ルネサス入社までルネサス入社まで

学生時代は将来の業務について、漠然とですが「世界で活躍したい」と考えていました。それと同じくらい「ものづくりの業務に携わりたい」という希望もあり、就職活動ではBtoBの会社を中心に検討しました。半導体関連企業をはじめ、業種を絞らずに様々な企業を視野に入れて就職活動を行いました。

ルネサスは、企業研究を重ねる中で出会ったうちの一社です。MCUで世界トップシェアを誇り、海外にも多数の拠点を持っていたことから、興味を惹かれました。デュッセルドルフにも拠点があり、私はドイツ語を専攻していたことから、「もしかしたら将来ドイツで働けるかもしれない」と、 自分の未来を想像していました。

文系出身ということもあり、面接当初は漠然と営業職を考えていました。しかし、面接を進める中で自身の語学力を人事総務部門でも生かすことができることを知り、人事総務職種を最終的に選択しました。また、面接の際、当時の人事責任者に「ドイツで働けるチャンスがあれば、ぜひチャレンジしたい」と伝えたところ、「チャンスがあるかもしれない」という言葉をかけられたことも背中を押してもらったひとつの要因だったように思います。

仕事のやりがい 国際色豊かなメンバーの中、人事経験を積み重ねる日々

入社後は、人事制度をグローバルで統一するプロジェクトや、報酬制度の管理、運用などの業務に携わり、5年目からドイツのデュッセルドルフに出向となりました。デュッセルドルフはEMEA(Europe, the middle east and Africa)の14か国に従業員を抱えるヘッドオフィスの役割があり、そこの人事総務部門に所属しています。

基本業務のひとつは出向者のサポートで、新たに赴任する出向者、日本に帰任する出向者に関する対応を行います。またドイツ語による生活サポート対応も必要に応じて実施しています。そのほか、アメリカからドイツ、ドイツからアジアの他の拠点といった国際的な異動に関する手続きも担当しています。昨年はそれらに加えて旅費システムのグローバルでの統一化があり、数ヶ月ほどそのプロジェクトにも参加しました。

また、昨年末より新たに、自動車事業部門のビジネスHRも担当しています。先輩の指導のもと、欧州でのローカル採用や評価に関する業務を担当しています。社員はドイツ、フランス、チュニジアなど、さまざまな国の出身の方がおり、日々多様な価値観の中で仕事を行っています。

日本での業務は主に制度設計、運用に関わるものが多かったのですが、ドイツに赴任してからは直接社員とコミュニケーションをとる業務が多くなりました。初めてのことが多いですが、挑戦しながら経験を積み重ねているところです。

ドイツ、フランス、チュニジアなど、さまざまな国の出身の方がおり、多様な価値観の中で仕事を行っています。ドイツ、フランス、チュニジアなど、さまざまな国の出身の方がおり、多様な価値観の中で仕事を行っています。

ドイツ、フランス、チュニジアなど、
さまざまな国の出身の方がおり、
多様な価値観の中で仕事を行っています。

仕事のやりがい さまざまな国の仲間とひとつのゴールを目指す面白さ

仕事のやりがい

人事総務という仕事の中では、さまざまな国の方と協力しつつ、ひとつの目標に向かってプロジェクトを進めることにやりがいを感じています。

例えば、ドイツでグローバル旅費システムのEMEAへの導入プロジェクトに携わった際には、約4カ月の間、インド、ドイツ、日本の三拠点を繋いで最低週1回の打ち合わせを実施し、問題点の洗い出しや進め方について話し合いました。言葉や商慣習などの違いからミスコミュニケーションもしばしば起こり、途中で諦めたくなることもありましたが、粘り強く話し合うことで解決の糸口を見出せた時は嬉しかったです。

仕事のやりがい

今後の目標 自分自身の可能性を狭めず、挑戦してほしい

今後の目標

現在の目標は「EMEAのHRとして周りの信頼を得ること」です。信頼を得るためにはミスコミュニケーションを恐れずにイニシアティブをとって自分から積極的にアプローチをかけることが欠かせないと感じます。その中でお互いの理解がすれ違うことも起こりますが、それに気が付いた時に軌道修正できるように、何が原因だったのかを紐解いていくことを根気よく続けることが大切なのだと学びました。腑に落ちないことはそのままにせず、自分が納得するまで聴く姿勢を心掛けていきたいです。

就職活動においても自分が納得するまで取り組むことが大切だと思います。文系出身の方は、理系の方ほど最初から明確な希望を持つことが難しいかもしれませんが、自ら可能性を狭める必要はないと思います。私にとっても海外の業務、人事総務の業務などはまったくの未知数でしたが、挑戦してよかったと感じています。さまざまな会社の説明会に参加して、自分の五感も頼りに前向きに取り組んでください。

1日のスケジュール例

Daily schedule

  • 08:00出勤・メールチェック
  • 09:00日本と打ち合わせ
  • 11:00ヨーロッパ内ミーティング
  • 12:00ランチ
  • 14:00先輩と業務進捗度合いの確認
  • 15:00資料作成
  • 18:00退勤
社員インタビュー

ドイツで働いて特に感じるのは、各々の仕事の効率の良さです。私も彼らを見習いたいと常々感じています。休日はライン川沿いの散歩やサイクリングに出かけ、ヨーロッパの街並みを楽しむことでリフレッシュしています。