ルネサスで活躍する3名の女性社員。
仕事のやりがいや、それぞれのキャリアの中で
今チャレンジしていること、
今後の目標などについて話を聞きました。
左 Oさん
入社 2008年
職種 広報
出身 法学部
中 Wさん
入社 2018年
職種 アプリケーションエンジニア
出身 物理学専攻
右 Kさん
入社 2012年
職種 アプリケーションエンジニア
出身 情報電気電子工学科
Wさん:私がルネサスに興味を持った理由は、当社の半導体製品がいろいろな分野に使われているからです。例えば今、私が携わっているのは電子たばこ向け製品とスマートフォンの手ぶれ補正機能向け製品ですが、この2つは関連がないように見えて、実は内部でセンシングを行い駆動するという意味では共通点があります。そのように、同じものづくりといっても、幅広い製品作りに携わることができるという面白さがあります。
また、アプリケーションエンジニアにはハードウェアとソフトウェアの両面の知識が求められるため、勉強のしがいがあるとも感じました。
Kさん:私は大学で学んだ電気電子工学の研究を生かせる会社を探していたところ、ルネサスの面接官の方がとても親身に私の話を聞き、研究に関するアドバイスなどをしてくださったことから、好感を持ったのがきっかけです。また、ルネサスのリクルーターの方が同じ大学の出身で、とても生き生きと働いている印象を受けたのも、興味が深まった理由です。現在は、風力発電や太陽光発電などのインバータ部に使用されるIGBTの開発やお客さまサポート業務を手掛けています。世界の省エネに貢献でき、とてもやりがいを感じられる仕事です。
Oさん:私は新卒入社ではなく、転職組です。前職では新聞社の事業部で働いていましたが、英語を生かせる仕事がしたいと思うようになり、30歳のときに転職しました。日本にいながら、海外の企業と働くことができる会社という条件で転職先を探し、ルネサスに巡り合いました。
当時は事業統合前で、社名はNECエレクトロニクスでした。その後の2度のM&Aを経て、社風がかなり変化したと思います。立場の上下に関係なく、フラットに意見を言い合えるような会社になったと思います。
Wさん:KさんとOさんは、お子さんを育てながら仕事も続けておられますよね。仕事と子育ての両立はどのようになさっているのですか?
Kさん:私が子供を授かったその年に、ルネサスでも在宅勤務制度が導入されたため、すぐに利用しようと思いました。結婚後に住んだ家が会社まで片道2時間もかかるところでしたから、通勤しながらの子育ては大変だろうと思っていたのです。
Wさん:私もKさんと同じくアプリケーションエンジニアですが、私の業務の中には出社が必要なものもあります。フレックスと在宅をうまく組み合わせる必要があるのかなと思っていますが、おふたりはどのように工夫されていますか?
Kさん:今の私の担当業務は幸いにも在宅でできるものが多いので、在宅勤務を選択しやすい面もあります。もちろん、開発業務では出社が必要になることもありますが、Wさんのお話された通りフレックスを利用するなど様々な制度を利用して柔軟に働いています。
ほかにも、保育園にいる子どもが熱を出した場合などは迎えに行かなければなりません。そうした状況に備え、業務の状況を常に周囲と共有しておくことも心掛けています。
業務のオンとオフをうまく切り替えることで、仕事と子育ては両立することができるのかなと思います。
Oさん:私の場合、出産当時には現在のような在宅勤務制度はありませんでした。ただ、広報という仕事の特性上、アメリカやヨーロッパ支社との打ち合わせもあり、頻繁に時差に対応する必要がありました。そのため、パソコンの貸与を受けて一足先に在宅でも働いていたのです。子どもを寝かしつけた後で海外チームとの打ち合わせを行い、その分翌日は普段より遅めに仕事を始めることもありました。私はフレックスと在宅を切り離すのではなく、必要に応じて両方を利用してうまくバランスをとるようにしています。
Wさん:Oさんは、お子さんを育てながらシニアマネージャーを務めておられます。子育てと責任の大きいマネジメント業務とを同時に取り組むことは大変ではありませんか?
Oさん:確かに大きなチャレンジでしたが、フレックス勤務や在宅勤務などの制度が整っていたため、挑戦しようと思いました。そしてなにより、海外の支社には子育てをしながら働き、活躍されている女性が多くいたことにも後押しされました。たしかに簡単なことではないですが、家族や周囲のサポートもあるのでうまく両立できていると思います。また、自分が両立している姿をみせることによって、両立に悩むメンバーに目標とされる存在となれば嬉しいですね。
Wさん:私にとってのルネサスは、若手に積極的にチャンスを与えて、成長を促してくれる会社だと思います。上司は皆さん話しやすい方ばかりですし、入社3年目の私に韓国出張を任せてくれるなど、さまざまな成長のチャンスを与えてくれます。
Kさん:私もWさんと同感です。パワーデバイス製品ひとつとっても、性能を高めるにはさまざまな技術を必要としますが、ルネサスには深い知識を持つ専門家が各部門にいて、分け隔てなく教えてくれる風土があると思います。
今後、私もルネサスで多くの経験を積み、人から頼りにされるような技術者を目指したいと思います。
Oさん:ルネサスは現在、世界の30カ国以上で約19,000名の従業員がグローバルのチームとなって働いています。そんなルネサスは私にとって、大きな挑戦ができる場だと思っています。今後は海外企業のように、女性はもちろん、多様な方々が今よりも一層活躍できる企業となるための取り組みを、広報という立場からも推進していきたいと考えています。