社員インタビュー 数字の裏に隠れている本質を捉え
事業推進に一役買う経理・財務

Profile 職種 経理・財務
入社 2011年
出身 政治経済学部経済学科

幼少時からもの作りが好きで、メーカーへの就職を希望。ルネサス エレクトロニクス入社後は得意の数学のスキルを評価され、経理・財務部門に配属される。現在は、セグメント別損益計算書 (P/L) の作成業務に携わっている。趣味はゴルフで、デスクワーク中の息抜きに素振りが役立っている。

ルネサス入社まで 世界トップシェア企業の仕組みを知りたかった

ルネサス入社までルネサス入社まで

子どものころはミニ四駆を作るのが好きで、将来はものづくりに携わる仕事がしたいと漠然と思っていました。経済学部ですと、就職先として金融系を検討する学生も多いのですが、私がメーカーから就職活動を始めたのは、その影響かもしれません。

就職活動時、最初はテレビCMなどの影響でBtoCの会社に注目する方が多いと思います。私もそうでした。しかしながら、普段は馴染みがないBtoBの会社の中にも自分に向いている会社があるはずだと考え、範囲を広げて業界研究を行う中で、ルネサスにたどり着きました。初めて目にする社名でしたが、最先端の技術開発に取り組む会社がどのように運営されているのか、知りたいと思ったからです。

仕事のやりがい 数字の本質を捉えるために、スキルを磨き続ける

現在は事業計画の企画部門にて、社内の各事業の損益計算書 (P/L) を作成する業務に就いています。

損益計算書とは、企業のある一定期間における収益と費用の状態を表した財務諸表のひとつで、売上高や売上原価、費用などの数字が記載されています。しかし、現在の事業状況を正確に表し、適正でかつ効率的な事業運営に繋げるための損益計算書 (管理会計) を作るためには、それらの数字を“数字”として捉えるだけでは不十分です。「表に出てきた数字の背景には何があるのか」、つまり数字の本質を把握しておく必要があります。そのためには、会計だけでなく自社製品のことや、半導体に関することも理解しておかなければなりません。

しかも、ルネサスのように工場を持つ企業の場合、商業簿記だけでなく工業簿記の知識も使う必要があり、常に勉強が欠かせません。困難な業務ですが、そのおかげでより幅広いスキルを身につけることができているという実感があります。

「表に出てきた数字の背景には何があるのか」本質を把握しておく必要があります。「表に出てきた数字の背景には何があるのか」本質を把握しておく必要があります。

「表に出てきた数字の
背景には何があるのか」
本質を把握しておく必要があります。

仕事のやりがい 各所と連携し、常に最短で正確な情報を集約する

仕事のやりがい

私が扱っている数字は、IRでも開示されている内容なので、責任の大きな業務になります。経営陣と接する機会も多々あり、だからこそ高いフィールドで仕事ができているという実感がありますし、常に緊張感を持って業務に臨んでいます。

各事業のトップである事業部長からは頻繁に質問があるため、スピーディーに対応することを心掛けていますが、すぐに回答できないような難解な質問を受けることもあります。私の部門の中には開発や製造の業務を経験した先輩方が在籍しているため、部門内で解決することをまずは目指します。解決が難しいときには、早急に関連部署へ情報を確認するようにしています。

その際に心掛けているのは、必要に応じた最適なコミュニケーション方法を選ぶことです。対面で話せば情報量が多く伝わりやすいこともありますが、メールの方が効率的な場合もあります。「最短で正確な情報を得る」ために、状況に合わせた判断力が求められます。

一方で、私自身が事業部から急ぎの依頼を受ける場合もあり、その際は快く対応します。お互い助けあうことで、信頼関係が深まり、業務をスムーズに進めることができます。

仕事のやりがい

今後の目標 成長のチャンスを与えてくれる社風がここにある

今後の目標

これまでの業務で特に印象に残っているのは、米国半導体企業を統合した際の米国出張です。売り上げなどのデータ統合に不具合が生じ、当時の上司から「直接対話して解決してきてごらん」と調整役を任されました。

事前に資料を用意して臨んだうえ、現地の駐在員のサポートもあり、無事に解決することができました。担当者と顔を合わせることで、その後の統合の際のコミュニケーションもスムーズになりましたし、貴重な経験になりました。私のような若手社員にもチャンスを与え、成長させてくれる社風が、ルネサスにはあると思います。

いつかは、学生時代に学んでいた経理に近い業務にも携わることができればという希望もあります。事業計画と経理の両面を経験することで、さらなるスキルアップを目指していきたいです。

1日のスケジュール例

Daily schedule

  • 09:00出勤・部内朝会
  • 09:30業務 (会議出席など)
  • 12:00ランチ
  • 13:00業務 (デスクワーク)
  • 19:00退勤
社員インタビュー

毎月の流れとしては、月初から中旬にかけて各事業の実績データを整理・集計し、経理または各事業本部へ報告します。その後、中旬から月末にかけては見込みを策定し、各事業本部へ報告します。年間では、予算策定や年度決算を行う10月から翌年1月までが繁忙期です。在宅勤務が中心になるため、業務とプライベートの区切りを明確にして業務を行うことを心掛けています。「時間に仕事を貼りつける」イメージでタスク管理をしています。