社員インタビュー 理想的な就業スタイルのもと
新たな会計分野のスペシャリストへ経理・財務

Profile 職種 経理・財務
入社 2017年
出身 現代商学専攻

中国の大学を卒業後に来日し、2015年より日本の大学院にて現代商学を学ぶ。会計学、簿記などを強みとし、ルネサス エレクトロニクスの経理・財務部門では人件費関連の業務を担当する。趣味は身体を動かすことで、散歩や水泳などでリフレッシュする。

ルネサス入社まで 車載半導体の高い技術力に惹かれ志望

ルネサス入社までルネサス入社まで

中国の大学を卒業後日本の大学院に進み、日本企業について研究しました。その過程を経て、日本で働きたいという気持ちが強くなり、留学生採用を行う企業を調べる中でルネサスを知りました。興味が一気に高まったのは、ルネサスのビデオをYouTubeで見たときです。それは車載半導体をイメージした動画で、次世代カーをモチーフに最先端技術が訪れる未来が描かれていました。実際、ルネサスは最先端の半導体ビジネスをグローバルに展開しており、とても魅力を感じました。

大学院で現代商学を専攻していたことから、経理部門の新卒採用に応募しました。当時の私がイメージしていた経理業務は数字に向き合い黙々と遂行するというものでした。実際に他社の面接で経理担当の方とお会いした際も、イメージ通りの印象を受けました。ところが、ルネサスで最終面接を担当していただいた経理部門の責任者にその印象を180度覆されました。社員とのコミュニケーションを大切にし、バイタリティあふれる方で、キラキラしている印象を受けました。それは私の理想とする社会人の姿とも重なり、この環境であれば、私も生き生きと働くことができるのではないかと感じました。この時、ルネサスで活躍したいという気持ちが芽生えました。

仕事の内容 理想的なワークライフバランスと職場環境が魅力

入社後は新入社員研修を経て、経理部門に配属されました。印象に残っているのは、配属時に上司に言われた、 「ぜひ新入社員という新鮮な目線から会計処理や業務のやり方を見てください。おかしいなと感じたことは遠慮せず言ってください。」という言葉です。新入社員でも意見を出して改善に貢献できる環境なんだと感銘を受けました。以来、OJT形式での研修と並行して、先輩社員のアシスタントから実務に取り組みました。

経理部門の業務は自分の性格にとても合っています。四半期決算や本決算の時期を除けば、ほぼ定時に仕事を終えることができ、その後はスキルアップやリフレッシュの時間に充てることができます。ワークライフバランスが取れている点も魅力的ですし、繁忙期に集中して業務に当たるというのも、メリハリがあり働きやすいと感じています。

いい意味で入社前後でのギャップは、職場の雰囲気がとても明るいことです。ひたすら黙々と働くのではなく、頻繁に会話が飛び交っています。直接仕事と関係のない話題もありますが、それが適度な刺激となり、日々楽しく仕事に向き合っています。

直接仕事と関係のない話題もありますが、それが適度な刺激となり、日々楽しく仕事に向き合っています。直接仕事と関係のない話題もありますが、それが適度な刺激となり、日々楽しく仕事に向き合っています。

直接仕事と関係のない話題もありますが、
それが適度な刺激となり、
日々楽しく仕事に向き合っています。

仕事のやりがい 入社当初から、新制度の会計処理に携わる

仕事のやりがい

入社当時から現在に至るまで、ストックオプション (※1) の会計処理に携わっています。ストックオプション制度とは、簡単に言うと、「報酬をお金ではなく株で受け取る」制度です。ルネサスでこの制度が本格的に導入されたのは2017年からで、ちょうど私の入社時期と重なります。そのため、新規の会計事象として諸課題の検討から会計処理の形づくりまで、当初から携わってきました。

具体的な業務としては、新株予約権発行、失効や行使などに応じて行う会計処理があります。また、人件費の一種であるため、費用認識をどのように行うかが重要になります。当社は、IFRS会計基準を任意適用することになり、日本基準のみならずIFRS基準も踏まえて会計基準の検討が必要でした。

入社とほぼ同時期からこの業務に取り組んでいますが、月日の経過とともに制度も変化・拡充しています。複雑で専門性が高い業務ですが、自分がこれまで学んできた理論を実務に生かすことができるため、とてもやりがいがあります。

仕事のやりがい

今後の目標 交流しながら安心感を与えあい、成長できる環境

今後の目標

決算期は他部門との連携が通常以上に必要となり、非常に忙しくなります。本社の決算処理が遅れると連結決算にも響くため、正直焦りもありますし、仕事のことで頭がいっぱいになります。そのようなときでも、経理部内の和気あいあいとしたコミュニケーションやリフレッシュルームでの一息から、不思議と解決の糸口が見つかることもあります。

今後の目標は、今まで経験してきた棚卸資産や現在携わっているストックオプション、退職給付などの人件費関連に加え、本社決算全般に詳しくなることです。現在の業務分野を広げ、さらにいろいろな経験を積むことを目指しています。

経理の業務においては、Excelの関数や簿記に関する知識も必要ですが、なによりも一緒に働く仲間と環境が大切で、やりがいにも影響すると思います。ルネサスには、若手を積極的に育てる文化があります。適度にリフレッシュできる職場環境も整っており、どのような方でも安心して業務に向き合い、成長できるのではないでしょうか。

脚注

※1 ストックオプション
ストックオプション制度では、従業員や役員に支払う報酬として、現金の代わりに新株予約権を発行する。従業員や役員は、一定の条件をクリアすることで権利を行使し、株式の売却益を受け取ることができる。

1日のスケジュール例

Daily schedule

  • 09:00出勤・メールチェック
  • 12:00ランチ
  • 13:00会計処理などの業務
  • 15:00他部門とのミーティング
  • 17:45退勤
社員インタビュー

時期により業務の優先度は変化します。特に決算期などは、自分の会計処理が終わらなければ、他部門や子会社の連結決算に遅れが生じるため、早さと正確さが求められます。四半期ごとの山場を越えると、経理部門では卓球大会と懇親会が催されることもあります。同僚と普段とは違うコミュニケーションを取ることができ、親密度がさらに深まります。