PurposeとRenesas Cultureを
ご紹介します。
ルネサスは、グループのすべての企業と、そこで働くすべての従業員が共有するマインドセット、あるいは行動指針として、2020年新たに「Renesas Culture」を策定しました。
これはルネサスのあらゆる企業活動と、従業員の行動や判断の基準となるものであり、「Transparent、Agile、Global、Innovative、Entrepreneurial」の5つの要素から構成されます。ルネサスが、変化に柔軟に対応し、課題を解決し、サステナブルに価値を創出し続ける企業となるための基礎を構成する要素です。ルネサスグループの社員一人ひとりが主体者として「Renesas Culture」を体現するとともに、企業経営や事業活動の様々な意思決定に横断的に取り入れるべく取り組んでいます。
今後もルネサスグループは、「Renesas Culture」に基づき、責任あるグローバル企業として長期的な視点で持続的価値を創出できるよう、多様なステークホルダーの声に耳を傾けながらその信頼と期待に応えられるよう、さまざまな課題解決に取り組んでいきます。
リーダーシップチームの戦略や方針、会社が置かれている現状だけでなく、各組織での課題や考えについて従業員相互間で良く理解されているようにします。これは、「Agile」や「Entrepreneurial」という点とも密接に絡んでおり、従業員個人や組織が活躍するための土台となる要素であると考えています。
変化に遅れることなく、出来るだけ先んじて行動するためには、早い状況認識、早い意思決定、早い行動と早い修正をすることが必要です。私たちは、状況認識・意思決定・行動について、より高速回転できるようにしていきます。社内外から仕事についてフォローアップをされたら、その時点ですでに「Agile」ではないという精神で。
当社の市場が、お客様が、競合がグローバルなのは論を待たず、このような環境下で勝ち残っていくためには、私たち自身がグローバルな視野を持つことは必要不可欠です。語学力の向上もある程度必要ですが、それ以上に話の中の大事な点とそうでない点や論理構成について、事前に少し頭を整理するなど、コミュニケーションを円滑にするためにできることはたくさんあります。とくに数字は共通語として有用です。できる限り数字を用いてコミュニケーションを取り、そうでない場合に比べてよりスムーズに内容を共有することを心掛けます。
ルネサスが「Innovative」な技術や製品を提供し、サステナブルな社会価値を創造し続けるためには、「Innovative」な仕事の仕方、物の考え方を実践することが必要不可欠となります。当社グループの従業員一人ひとりが、「Innovation」の体現者となり、発想力、創造力を有することで、豊かな社会を実現します。
従業員一人ひとりが「自分のビジネスを運営するかのような」マインドで、プロフェッショナルに、自発的に、かつ主体性をもって行動し、その結果について責任を持ちます。会社としての戦略、方針を踏まえた上で、既成概念にとらわれず自由に発想し、新たな価値を創造することのできる人材の構築を目指します。