出身地である中国で育った幼少期からミニカーやプラモデルを集めるほどの車好きで、将来は自動車作りに携わりたいという夢を持っていました。
大学に入学後は、当時、飛躍的に技術が進歩していた人工知能の深層学習 (ディープラーニング) に関する研究を行っており、自動車作りに携わるという私の夢はさらに実現に向けて近づきました。というのも、ADAS (先進運転支援システム) やAD (自動運転) は、人工知能の技術抜きには決して実現できないものだからです。
現在、私が開発を担当している車載ツールは、自動車に搭載されたカメラの画像を演算処理し、人間や道路の車線などを認識させるネットワークを推論するツールです。
このツールにより、SoCを制御するコマンドリストを自動的に生成することができ、ADAS・AD向けのネットワークをルネサス製品に展開する時間を短縮し、開発効率の向上や早期市場投入に貢献することができます。